2012年4月8日日曜日

グレノーキーの上級者向け一日ハイク

クイーンズタウンの周辺は3月末から素晴らしい快晴の日が続いており、4月6日の金曜日から始まったイースター休暇の4日間は本当に素晴らしい秋の休日が過ごせています。暑過ぎず、寒すぎない秋の快晴の元、昨日クイーンズタウンから車で1時間ほどの小さな村;グレノーキー近くの山へのトレッキングへと出かけてきました。

 マウント・マッキントッシュ・ループ・トラックというマッキントッシュと言う山の頂上までは登るわけではないのですが、その麓を周回コースで回ってくるルートです。このルートはちょっとトレッキング上級者向け、山登りに自身のある健脚な方向けのルートとなります。

 ルート案内にはもともとタングステンの採掘が行われた1910年代から70年代までに使われていた道に辿って採掘現場跡を巡るルートとなりますが、出発点が390mほどの標高のところから一番高いマッキントシュハットの1470mまで登り、降りてくるルートです。途中のアップダウンはかなりきつく、後半の下りはとても急な斜面でしかもほとんど道にはなっていない、これまでほとんど人が歩いていない牧場の山肌を降りてきます。ルートマップでの周回時間は8時間から10時間の所要時間ということで一日トレッキングとしてもNZの中では経験者向けのコースです。

(マウント・マッキントッシュ・ループ・トラックの出発帰着点の駐車場。グレノーキーの村に入る手前の国道沿いにあります。)

(このルートはマッキントッシュハットまでならマウンテンバイク、そして乗馬でも登っていけるルートとされています。)

(途中でこれから登っていく山道が前方に見えてきます。これを見ると一瞬ゾッとするでしょう。写真の山のほぼ頂上付近まで行くわけだけど、大きくジグザグと登って行き最終的には左奥の峠まで登り、そこから峰に沿ってさらに登ります。それよりもこの写真のところ=標高760mから一旦谷底=標高630mまで一気に降りてから川をズブズブと渡ってから標高1470mまで登ることになります。)

(歩き始めてから2-4時間ぐらいで最初の山小屋;McIntyreHutに到着。この山小屋最近改装されたようで、非常にきれいです。屋内の床は砂利が敷き詰められていますが、2段ベッドにあるマットレスもかなり新しいものです。この後出てくるマッキントッシュハットより断然こちらに泊まるほうが快適となりそうです。)

(峠に差し掛かってから後は山の峰に沿ってかなり急な山道を登りますが、峠からマッキントッシュハットまでは30分ぐらいの距離。意外とあっさりと登っていけます。)

(昔の採掘作業者が使っていた当時のままの姿に残されたマッキントッシュ・ハット。トイレと水槽タンクはきれいに改装されています。ここまで登ってくるとさすがに景色はすごい。ビジターブックを覗いてみるとさすがに海外からの旅行者は少なく、クイーンズタウン周辺やNZの町からのものが大半です。)

(後半の下りでは山の峰をずっと降りることになり左右、そして眼下にマウント・アーンスローを始めとしたダート&リース渓谷の景色、ワカティプ湖、グレノーキーの村周辺の絶景を見ながら降りてくることが出来ます。しかしこの下りのほうが登りより断然辛いものになります。)

(麓に下りてきて8時間かけて回ってきた山肌を振り返って見ることが出来ます。中央の山がマウント・マッキントッシュ。この頂上付近まで登った後は左側の2コブになっている山も峰に沿って降りてきたことになります。この下りの道はとても急で、この周回コースのために作られたトラックであるためほとんど道とはなっていない。けれど道しるべがしっかりと付いています。)
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