2017年5月18日木曜日

NZオアマルのブルーペンギンコロニー

 ニュージーランドで野生のブルーペンギンを間近に見ることができる所で有名なオアマル;Oamaru。そこで実際夜の見学ツアーを体験してきました。

世界最小のペンギンであるブルーペンギンが一日の漁を終えて、巣に戻って来る姿がパレードみたいに見られ、その数としたらNZでは最大数になるのがオアマルのブルーペンギンコロニーでしょう。ここでは日中にコロニー内を見学するツアーも行われていますが、断然人気なのは夜間の見学ツアーでしょう。夏の最盛期には非常に多くの人がここに訪れています。

ここの見学ツアーでは一切カメラ、そしてビデオ撮影も禁止されているのでその様子の詳細を伝えられませんが、この日もたくさんのブルーペンギンが戻ってくるのを見ることができました。(156羽ということ)。夜の見学ツアーが始まるのは日没時間から。そしてブルーペンギンが戻ってくるおよそ1時間ぐらいの間見学デッキからその様子を観察していることができます。

5月15日のこの日はPM17時から見学デッキに入ることができ、ガイドがマイクを使って解説し始めるツアー開始がPM17:30。しばらくガイドの説明が続いた後、Raftと呼んでいるブルーペンギンの一団が波打ち際にたどり着き、ひょこひょことコロニーの方へとパレードとなって緩やかな斜面を上ってきます。この様子がかなり明るく感じるオレンジ色のライトの元でしっかりと確認できます。このペンギンの一団が断続的にたどり着いてくるのですが、この日は4回にわたり戻ってきました。この4回の集団がコロニ-に戻って行く時間が約1時間ぐらい掛かるのですが、実際じっとして見ていると時間の流れがゆっくりで、時計を見てあまり時間が経っていないのにびっくりしたぐらいです。これは他の人にも感じられるようで多くの人は3回目のRaftがコロニーに戻ったぐらいからこの会場を立ち去って行きます。(退場は自由)

私は5月の閑散期を狙って行ったわけで、観客は中国のツアーグループが2組だけで一般席にはおよそ30人ぐらいだけだったと思います。これが11月から2月ぐらいの観光シーズン中は350席の観覧席がびっしり埋まるようです。以前からここには中国からのツアーグループはやってきてますが、年中このグループにはここでは出会うことになるでしょう。ここのガイド説明も英語と中国語で行われています。だからここを訪れる際は事前予約をすることをお勧めします。

このオアマルのブルー・ペンギン・コロニーは町の中心から離れた場所にあります。この町に唯一あるホテル;Brydone Hotelまで徒歩で30分はかかるでしょう。他の宿泊施設はこの町では国道1号線に連なるモーテルが中心でここを訪れるにはやはりレンタカーなどを利用が理想でしょう。ペンギンコロニーまでも公共交通手段は無く、ましてタクシーも皆無に等しいところです。そして夏の観光シーズンは日の入り時間もとても遅くなるためペンギンが戻ってくる時間がPM21時以降となり、見学終了がPM22時~23時ぐらいになることを注意していたほうがいいでしょう。またこの町にはレストラン自体も数少なく夕食が取れるのは5件ほどになるでしょう。個人旅行でここに訪れる方は注意が必要になるでしょう。


オアマルのブルーペンギンコロニー。オアマル最大の観光スポット。NZで野生のブルーペンギンが海から戻ってくる姿をたくさん見たいならここを訪れましょう。)


(一般の観覧デッキと写真の奥にあるブルーの観覧席がプレミアムツアーの席。どちらのデッキも屋根があって雨天でも大丈夫。ツアーが始まるとこの策の前まで行くことは出来なくなり、デッキに座って見学となります。またペンギンの為に立ち上がったりすることもガイドに注意されます。)


(向こう側のプレミアム席に近い白くなっている(コンクリートで補強されている)斜面をペンギンの一群は上ってきます。プレミアム席からはその姿を正面に見ることができるでしょう。一般席からでも十分見ることができます。実はこの日その斜面にはオットセイが居座っていたのですが、陸にいるオットセイはペンギンには脅威にはならないらしく、何も気にせずペンギンはこの坂を上ってきました。)


(コロニーの中にあるペンギンの巣箱。350ほどの巣箱が設置されているらしい。この辺りにはライトは照らされていないのでこの巣箱にペンギンは戻って着た後は、暗闇の中でペンギンが鳴いているのが騒々しく聞こえます。)


(ブルーペンギンコロニーへの道のり途中にあるペンギン横断注意の道路標識。以前はコロニーの中以外の巣に戻るペンギンを夕暮れ時に見つけることができて、私もお客さんがツアー参加中にこのコロニーの外のペンギンが道路を渡るところを見つけたことが数回ありますが、今ではこの道路の下にペンギン専用のトンネルが作られているので、道路上では見つけることは恐らくできなくなっているでしょう。)


オアマルのブリーペンギンコロニー、オフィシャルサイト
このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント: